親子で食の大切さ学ぶ 天城町で「弁当の日」上映会

2023年06月19日

子ども・教育

子どもたちが調理を通じて成長していく姿を紹介した映画「弁当の日」の上映会=17日、天城町防災センター

【徳之島総局】学校で食べる弁当を子どもたち自身がつくる「弁当の日」を取り上げたドキュメンタリー映画「弁当の日『めんどくさい』は幸せへの近道」の上映会(天城町農政課主催)が17日、同町防災センターであった。2回の上映で約110人の親子連れが来場。弁当の日を経験した子どもたちが成長していく姿を通して食事の大切さについて学んだ。

 

弁当の日は2001年に香川県の小学校で始まった取り組み。徳之島の小中学校でも実施している。映画は21年公開の作品で、主に九州や山口県の小中学校で行われた弁当の日の様子を紹介。調理を経験した子どもたちと家族に焦点を当て、食が与えてくれるさまざまな恩恵について伝えている。

 

映画を鑑賞した2児の母親(30代)=同町平土野=は「子どもがアレルギー持ちなので食についての知識を深めたいと思い参加した」と説明し、「子どもたちも料理に興味があるので時間に余裕のある時はできるだけ手伝ってもらうようにしている。映画を見て家族で食卓を囲む大切さをしみじみと感じた」と語った。