郷土学習の副読本完成 小中学生256人へ配布 天城町

2023年04月21日

子ども・教育

完成した副読本とオリジナルノート(提供写真)

天城町は町内の小中学生が郷土について学ぶ「あまぎ学」で使用する副読本とオリジナルノートを制作し、町内の小学5年生~中学3年生256人に配布した。制作費には、ふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディング(GCF)で募った寄付金を活用した。

 

あまぎ学は、徳之島の自然の価値への理解向上や郷土への誇りを育むことが目的。2019年度に始まり、町内の小中学生が総合的な学習の時間を活用して学んでいる。

 

完成した副読本はA4判42ページ。徳之島が世界自然遺産登録された経緯や島内の希少野生動植物、町内の自然観察スポットなどをフルカラーで紹介しており、身近に触れ合うことができる自然環境の世界的な価値について分かりやすく学べる内容となっている。

 

制作総数は副読本、ノートそれぞれ500部。来年度以降は新小学5年生に配布する予定。町担当者は「徳之島のことが良く分かる一冊。ぜひ保護者も一度は目を通してほしい」と呼び掛けている。

贈呈式で副読本を受け取った5年生の児童ら=17日、天城町の天城小学校(提供写真)