開幕まで2週間 かごしま総文、29日から 奄美市で郷土芸能部門

2023年07月16日

子ども・教育

郷土芸能部門の発表会場前に並ぶ「かごしま総文」PR用のぼり=15日、奄美市名瀬の奄美川商ホール前

第47回全国高校総合文化祭(2023かごしま総文)が29日に開幕する。8月4日までの期間中、県内8市町村で19の規定部門と三つの協賛部門による発表がある。奄美では郷土芸能部門が7月30日から8月1日の3日間、奄美市名瀬の奄美川商ホール(奄美文化センター)で開かれ、全国の高校生たちが日ごろの活動の成果を発揮する。

 

全国高総文祭は、芸術文化活動に取り組む高校生の祭典。1977年から各都道府県が持ち回りで開催し、かごしま総文は全国一巡の最後を飾る。全国の約3千校から高校生約2万人が集う。初日は鹿児島市で総合開会式とパレードがあり、秋篠宮ご夫妻と長男の悠仁さまが出席される予定。

 

奄美からは大島、奄美、徳之島、沖永良部の4校が県代表として出場するほか、群島内の複数の高校の生徒たちが実行委員として運営にも携わっている。

 

奄美市で開かれる郷土芸能部門には、全国から計52団体が出場。それぞれの地域に伝わる祭ばやし、神楽、民謡、踊りなどの「伝承芸能」と創作曲などを含む「和太鼓」の2部門の発表がある。

 

初日は沖縄県の八重山農林高校など13団体の演目があり、2日目は沖永良部高校エイサー部が出演。最終日の全演目終了後には生徒交流も実施し、クイズやゲームで親睦を深める。実行委員の奄美高校郷土芸能部が島唄や八月踊りを披露し、奄美の伝統文化を紹介する。

 

同部門は開会式が30日の午後1時から。一般観覧もできる。入場無料。