雪だるま作り楽しむ 秋田県からの贈り物 龍郷小学校

2023年12月21日

子ども・教育

秋田県横手市から届いた雪で雪だるまを作る龍郷小学校の1・2年生たち=20日、龍郷町

龍郷町の龍郷小学校(住友智光校長、児童22人)に19日、豪雪地域の秋田県横手市から雪が届いた。ひと足早いクリスマスプレゼントとなり、子どもたちは「すごい」「冷たい」と大喜び。20日は雪だるまを作るなどし、雪国ならではの冬遊びを楽しんだ。

 

秋田県横手市は国内有数の降雪量を誇り、雪の小屋に神様を祭る伝統行事「かまくら」でも知られる。龍郷小近くに住む男性の知人がこの地域に住んでいる縁を基に、子どもたちに本物の雪を見せてあげようと今回の企画が実現した。

 

20日は同小1・2年生6人が雪遊びを体験。箱に入った雪を見るなり大歓声を上げ、われ先にと感触を確かめた。東北から奄美への長時間輸送で溶けて固くなっている部分もあったが、スコップやすりおろし器で崩し、試行錯誤しながら雪だるまの形に仕上げた。

 

雪だるまに小枝や葉っぱを飾り付けた1年生の丸野詩君(7)は「初めて雪だるまを作ったけど、思ったよりうまくできた。雪で遊べてうれしい。雪合戦もしたい」と笑顔で話した。