1年間の思い出振り返る 小中高校で修了式 奄美群島

2024年03月26日

子ども・教育

壇上で修了証書を受け取る今里小の児童=25日、大和村今里

奄美群島各地の小中高校で25日、2023年度の修了式があった。児童生徒たちは1年間の思い出を振り返り、進級や進学に向けて気持ちを新たにした。各校では離任式も行われ、転勤・退職する教職員らとの別れを惜しんだ。

 

大和村の今里小学校(中村利之校長)の修了式は同校体育館であり、全校児童5人が出席。一人ずつ名前を呼ばれると、元気よく返事をして登壇し修了証書を受け取った。

 

児童代表の福永湊君(1年)は、郷土学習で取り組んだ三味線と島唄について発表。「『稲すり節』を習いました。難しかったけれど、休み時間も練習をしました。そしたら歌いながら弾けるようになりました。一番好きな曲になりました」と振り返った。

 

中村校長はあいさつで、今里集落出身で「ワイド節」作詞者の中村民郎氏の功績を紹介。地域に誇りを持つよう児童らに伝えた。

 

修了式後は大掃除や学級活動があり、児童たちは担任から春休みの過ごし方や新年度の心構えについて指導を受けた。

24年度の始業式・入学式は、群島内のほとんどの小、中学校が4月8日に実施予定。9日に入学式を行うのは与論町の与論小、茶花小、那間小と天城町の岡前小与名間分校。高校は8日に始業式、9日に入学式を行う。