3年ぶりの新入生 大和村大棚小 群島内で小中学校入学式

2022年04月07日

子ども・教育

入学式を終え、ほっとした表情で上級生と退場する新入生ら=6日、大和村大棚

奄美群島各地の小、中学校で6日、2022年度の入学式があった。大島教育事務所によると、群島内の今年度入学者は小学校1007人、中学校953人(3月25日現在)。大和村の大棚小学校(山田哲也校長、児童8人)は3年ぶりに新入生4人を迎えた。

 

同校の入学式には保護者のほか、伊集院幼村長をはじめとする来賓など約40人が出席。新1年生4人(男子2人、女子2人)は上級生に手を引かれて入場し、保護者らの拍手に迎えられながら緊張した面持ちで席に着いた。

 

新入生紹介では、4人が担任教諭と一緒に登壇。名前を呼ばれると手を上げて元気よく返事をしていた。児童を代表して歓迎のあいさつをした5年生の杉島希空さんは「小学校は楽しいことがいっぱいあります。分からないことがあったら心配しないでいつでも私たちに聞きに来てくださいね」と呼び掛けた。

 

新入生の小川華鈴さんは「いろんな本を読んでみたい。漢字の勉強を頑張る」と小学校生活に期待を膨らませた。

大島教育事務所によると、本年度入学者がいない小学校は知根、崎原、市、手花部、篠川、薩川、西阿室、池地、与路、尾母、手々、西阿木名小三京分校、馬根の13校。中学校は市、諸鈍、伊子茂、池地、与路、油井、尾母、山の8校。

入学者が1人の小学校は今里、久志、油井の3校。中学校は東城、阿室、手々の3校。