一般会計321億円 4年ぶり増額、市税は減少 奄美市24年度予算案

2024年02月21日

政治・行政

2024年度奄美市一般会計予算

奄美市は20日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計総額は23年度当初比3・4%(10億4928万6千円)増の321億8269万1千円。人件費などの義務的経費、普通建設事業費の増加で4年ぶりの増額となった。24年度予算案は同日の市議会3月定例会に提案。安田壮平市長は、出産子育て支援の充実と、労働力・住宅確保など「稼ぐ地域づくり」を重点とした予算編成であることを強調した。

 

【歳入】自主財源の総額は69億5448万8千円(前年度当初比0・9%減)で、歳入全体に占める構成比は21・6%。うち市税は39億369万1千円で、前年度当初比4・2%減。

 

市税は16年度以降、順調に伸び、新型コロナウイルス下も堅調に推移。23年度は当初予算として過去最高の40億7千万円を計上したが、24年度は物価高対策のための所得税など一人当たり4万円の定額減税導入により減額となった。

 

依存財源は前年度当初比4・6%増の252億2820万3千円で、全体の78・4%を占めた。うち地方交付税は3・3%増の126億1264万円。市債は23・0%増の23億6千万円。普通建設事業費の増加などに比例した形。

 

【歳出】義務的経費の3割を占める扶助費は2・0%増の98億7854万2千円。10月からの児童手当拡充などにより増額となった。

 

人件費は5・7%増の53億9088万5千円。23年度の人事院勧告に伴う職員などの給与引き上げや、新年度からの会計年度任用職員への勤勉手当支給による増額。

 

投資的経費のうち普通建設事業費は21・5%増の31億912万9千円。主な事業と額(単年度分のみ)は、▽国道58号おがみ山バイパス整備に関連する真名津川河川改修1億9754万8千円▽住用地区認定こども園整備8412万3千円▽笠利地区同2億7011万円▽奄美市斎場改修5億1584万円▽大川ダム改修1億2220万円▽第3建設残土処分場整備(名瀬大熊)2億円。

 

物件費は3・1%増の29億8480万6千円。前年度から2カ年で市内の小・中学校の学習机、いすを更新する。

 

一方、補助費等は2・2%減の29億8730万円。奄美群島日本復帰70周年記念事業の終了で減額となった。

 

このほか、地方創生関連事業は出産祝い金の支給など37事業で6億4829万6千円。世界自然遺産関連はノネコ対策など17事業で8118万3千円を計上した。

一般会計と7特別会計、水道・下水道事業の企業会計を合わせた総額は491億8148万3千円。会計間の繰り入れ、繰り出しを除いた純計は466億177万8千円で前年度当初比1・3%増だった。