大浜、与名間は13年連続「AA」 県内24カ所すべてで良好 県の海水浴場水質調査

2023年06月24日

政治・行政

天城町の与名間海浜公園とともに13年連続水質「AA」の高評価だった奄美市名瀬の大浜海浜公園(資料写真)

【鹿児島総局】県は23日、2023年度実施の海水浴場水質調査結果を公表した。市町村管理(委託含む)の24海水浴場を調査し、16カ所が特に良好な水質「AA」、8カ所が良好な水質「A」だった。奄美市の大浜海浜公園と天城町の与名間海浜公園は11年度以降、13年連続で「AA」と評価された。

 

調査対象の海水浴場は各市町村からの希望を踏まえて選定した。調査は4月中旬から5月上旬にかけて実施。ふん便性大腸菌群数、油膜の有無、化学的酸素要求量(COD)、透明度を調べ、水質を5段階で評価した。調査の結果、すべての海水浴場の水質が良好と判定された。腸管出血性大腸菌О―157も検出されなかった。

 

奄美群島内の海水浴場の水質判定結果は▽奄美市・大浜海浜公園(例年利用者数5万人)=AA▽宇検村・タエン浜(同6千人)=AA▽徳之島町・畦プリンスビーチ(同2万人)=A▽天城町・与名間海浜公園(同2万人)=AA▽伊仙町・瀬田海海浜公園(同1・2万人)=A▽和泊町・ワンジョ(同1万人)=AA▽知名町・沖泊海浜公園(同1万人)=AA。

 

県環境保全課は「本格的な海水浴シーズンを前に、代表的な海水浴場で毎年行っている調査。今年も奄美を含む県内全域で海水浴に適した水質であることが確認された」としている。