奄美市で恒例の「紬議会」

2022年12月24日

政治・行政

大島紬を着用して本会議に臨む奄美市議ら=23日、奄美市名瀬

奄美市議会12月定例会最終本会議の23日は恒例の「紬議会」。議員や市職員らが自慢の一着に身を包み、議場はいつにも増して厳格な雰囲気が漂った。

 

8月1日に就任した諏訪哲郎副市長はこの日初めて大島紬を着用。「軽さに驚いた。とても着やすい」と笑顔。12月議会に合わせて1着購入を決めたが、仕立てが間に合わず今回は借り物で代用した。「来年は自前のものを着たい」と話した。

 

議会事務局によると、紬議会が始まったのは旧名瀬市時代の1977年。西公郎議長は「議場の雰囲気が締まったように感じたのは私だけじゃないと思う。伝統、文化を大事にする観点からも紬議会が今後も継続されてほしい」と語った。