奄美6町村で職員増 県全体では2年連続増加 23年定員管理状況

2024年03月31日

政治・行政

奄美の市町村の職員数

【鹿児島総局】県は29日、総務省の2023年地方公共団体定員管理調査結果に基づく県内市町村の定員管理状況を公表した。一部事務組合などを含む総職員数(23年4月1日現在)は前年比99人増の1万9205人で、2年連続増加した。奄美群島の自治体は6町村が前年度から増え、4市町村が減少。2町は増減なしだった。

 

県市町村課によると、総職員数は13年度からの10年間で186人(1・0%)減った。県内の自治体で前年度から職員が増加したのは20団体(6市12町2村)で、昨年10月に鹿児島県内で開催された国民体育大会に向けた配置職員の増、子ども子育て関連業務の体制強化に伴う人員増などが主な要因。一方、減少したのは17団体(10市5町2村)で、事務事業の見直しなどに伴う減となっている。

 

職員数では鹿児島市が5795人で最も多く、三島村が52人で最も少なかった。

 

奄美群島では、奄美市が602人(前年比8人減)で最多。次いで瀬戸内町205人(同5人増)、徳之島町188人(同7人増)、天城町153人(同増減なし)、知名町147人(同1人増)、喜界町145人(同増減なし)、和泊町142人(同3人増)、伊仙町141人(同7人減)、与論町116人(同4人増)、龍郷町102人(同1人減)、大和村71人(同1人減)、宇検村67人(同1人増)の順だった。

 

一部事務組合などは前年比2人増の1136人だった。