島挙げ外来種除去を
2014年07月03日
政治・行政
奄美群島希少野生生物保護対策協議会(会長・則久雅司県自然保護課長)は奄美大島で2日、希少な動植物の盗採防止を呼び掛けるキャンペーンを行い、希少種が生息・分布する山中をパトロールした。インドやマレーシア原産のハナシュクシャがアマミクサアジサイの生育を脅かしている現場も確認し、島を挙げた外来種の侵入防止と除去対策の必要性を認識した。
希少種の盗採防止に関し同協議会が協定を結んでいる島内の自然保護4団体や関係機関の代表を含め約50人が参加。キャンペーンは龍郷町の国道58号沿いで行い、県保護指定の希少動植物などを示したパンフット約200部をドライバーに配り「奄美の貴重な動植物を絶滅の危機から守ろう」と呼び掛けた。