希少な着物作品に驚きも 写真など162点の応募 16人に景品当たる 奄美市「紬の日」抽選会

2022年02月16日

政治・行政

紬の日の抽選を行う牧理事長(右から2人目)ら=14日、奄美市名瀬

奄美市が提唱する紬の日(1月5日)にちなんだ第44回抽選会(同実行委員会主催)が14日、市役所であった。「本場奄美大島紬の魅力を伝える」をテーマに画像共有アプリ「インスタグラム」と郵送で写真などの作品を募り、50人から延べ162点が寄せられた。紬反物を射止めた東京都板橋区の名富透子さん(21)=同市名瀬出身=をはじめ、計16人に景品が当たった。

 

紬の日は1978年に旧名瀬市が制定した。例年は「紬の日のつどい」を開催しているが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため2年連続で中止となった。

抽選会にインスタグラムを導入したのは昨年度から。応募の手軽さもあって地元だけでなく、関東や関西など全国から寄せられた。

 

内容は新郎新婦の記念写真、動画作品、小物、イラストなど。割り込み式と呼ばれる特殊な技術で作られた着物の写真作品もあり、実行委関係者から驚きの声も上がった。

 

抽選会は実行委員長の安田壮平市長、本場奄美大島紬協同組合の牧雅彦理事長らが参加し、往復航空券や紬のバッグ、ポーチなどの当選者を決めた。安田市長は「インスタグラムを使った公募で普段は会場に来られない人も参加してもらえたのではないか」と話した。