雪だるま作りで歓声 えらぶ冬まつりにぎわう 兵庫県から20㌧運ぶ 知名町

2022年02月16日

地域

雪だるま作りを楽しむ親子ら=13日、知名町

【沖永良部総局】雪に触れる機会がない沖永良部島の子どもたちに本物の雪で遊んでもらおうと、「えらぶに雪がやってくる!えらぶ冬まつり」が13日、知名町のメントマリ公園で開かれた。約20㌧の雪が用意され、住民が詰め掛けた。雪だるま作り体験や地元団体の芸能発表、軽食販売など多彩な催しでにぎわった。

 

知名町の飲食店せりよさと、同町商工会議所の青年部会員などが組織した実行委員会が初めて開催。島内の運送会社らが協力し、兵庫県北部の豪雪地帯、兎和野高原から雪を運び込んだ。

 

来場した子どもたちは、初めて触れたり、見たりする雪に大興奮。雪だるま作り体験のブースでは、イベント開始直後の午前10時ごろから、「白くてきれい」「冷たい」などと歓声を上がっていた。

 

雪だるまの鼻に使おうと自宅からニンジンを持参した知名町の宮當琉誠ちゃん(2)は「雪、触った。楽しい」とにっこり。母、紗百合さん(34)は「子どもに初めて雪を見せたくて参加した。楽しそうなので来てよかった」と話した。