教育現場でのICT活用支援 地域おこし協力隊に福屋さん 知名町

2025年05月02日

政治・行政

知名町の地域おこし協力隊(ICT支援員)に任命された福屋浩幸さん(中央)=1日、町役場

【沖永良部総局】知名町は1日、地域おこし協力隊(ICT=情報通信技術=支援員)に福屋浩幸さん(61)を任命した。学校現場でのICT活用や環境整備の支援などが主な任務で、福屋さんは「忙しい教職員に、ICTを短時間で楽しく身に付けていただけることに注力したい」と抱負を語った。

 

福屋さんは、いちき串木野市出身。民間企業で自動車の機械設計、ロボット制御システムの開発などに携わった経験がある。2020年8月からは約4年半、栃木県の那須町地域おこし協力隊を務め、学校でのICT支援、高齢者向けの個別ICT指導に当たっていた。

 

退任を機に、海がある自治体を探して知名町に応募。「那須町は海がない。海がある知名町と交流を図ることができれば、子どもたちにいい刺激を与えられるのでは」と応募のきっかけを明かし、両町の交流実現へ意欲を見せた。

 

今井力夫町長は「ICTはこれからの子どもたちに必要とされる。教職員、子どもたちの活用能力を高めるサポーターとなってほしい。町民にも浸透させたい」と期待した。