歴史や記録に学ぶ 久奄美博物館長が講演 第2回ならでは学舎

2022年06月15日

政治・行政

博物館の史料などを交えて奄美の歴史と文化を説明する奄美博物館の久館長=11日、奄美図書館

県立奄美図書館の生涯学習講座「あまみならでは学舎」第2回講座が11日、奄美市名瀬の同館であり、奄美博物館の久伸博館長が「奄美の歴史と文化~シマのコミュニティーの再生を願って~」と題し講演した。久館長は奄美群島の成り立ちや、先史時代から現在に至るまでの歴史と文化を紹介。「豊かで便利な暮らしと引き換えに失った大切なものを歴史や記録から振り返り、生きる力にしていこう」と提唱した。

 

奄美博物館の久館長は、約3万年前の先史時代から、中世、琉球・薩摩による統治時代、近世、戦後の復帰を経て現在に至るまでの奄美大島の歩みを博物館の史料や絵図など用いて説明。文化とその時代背景や奄美の行政組織の変遷なども紹介した。

 

また、行政や博物館などが保護・保存をしている文化財を、今後は地域の財産として地域で保護し、継承・活用していく必要性を強調。「変えるべきものは変え、地域を理解していく上で欠かせない守るべきものを取捨選択し、住民主体で文化遺産として考えていきましょう」と述べた。

 

参加した宇検村田検小の吉元輝幸教頭(47)は「奄美の歴史を順に説明してもらい、文化の背景なども分かって勉強になった。今後も集落の文化などについて理解を深めていきたい」と話した。

 

 

博物館の史料などを交えて奄美の歴史と文化を説明する久館長=11日、奄美図書館