県議選告示、4月9日投開票 奄美市区、連続無投票に 郡区は現職、新人の3人立候補

2023年04月01日

政治・行政

任期満了に伴う県議会議員選挙は31日告示され、9日間にわたる選挙戦がスタートした。奄美市区(定数2)はいずれも自民党公認で新人の松山さおり氏(56)と元職の永井章義氏(66)=届け出順=以外に立候補の届け出がなく、無投票で両氏の当選が決まった。同選挙区では前回の2019年に続いて連続無投票となった。大島郡区(同)は事前の予想通り、自民現職2人と無所属新人1人の3人が立候補。投票は4月9日に行われ、即日開票される。期日前投票は同月1日から8日まで行われる。

 

大島郡区に立候補したのは届け出順にいずれも自民党現職の寿肇氏(49)、禧久伸一郎氏(66)、無所属新人の盛本学氏(56)。

寿氏は農家の立場から、土づくりを土台とした基盤整備を軸とする農政の推進や郷土教育・オンライン教育の充実による人材育成、チャーター航空機を活用した誘客促進などを訴える。

 

禧久氏は奄美群島振興開発特別措置法(奄振法)の延長実現や世界自然遺産登録を生かした観光振興、格安航空会社(LCC)の路線誘致による交流人口拡大などを掲げる。

 

盛本氏は郡民所得の向上を最大のテーマに掲げ、畜産・サトウキビの振興や複合経営の推進、流通備蓄基地の整備、介護従事者・幼児教育者の所得向上などに取り組むと訴える。

 

各陣営は同日、地盤とする徳之島で出陣式を実施。選挙期間中は有人8島にまたがる選挙区内を積極的に遊説し、支持拡大を狙う。