紬姿でシックに議事 恒例の「紬議会」 龍郷町議会

2022年03月03日

政治・行政

議会閉会後、紬姿で記念撮影する議員と町幹部=2日、龍郷町役場議場

龍郷町議会3月定例会の初日は恒例の「紬議会」。議員や職員は本場奄美大島紬を着用して本会議に臨み、議場はシックな雰囲気に包まれた。

 

同町では職員らの大島紬着用を推奨しており、ほとんどの議員や職員が紬のシャツやネクタイ、着物を身に着け議会に出席している。この日は全員が着物を着用。「着物は身が引き締まる」などの声が聞かれた。

 

隈元己子議員(67)は出身地の嘉渡集落が発祥とされる「龍郷柄」の紬を着て出席した。2021年8月の町議初当選以降、議場では必ず紬製品を身に着けているという隈元議員は「議員と町職員が大島紬を着用することで、『大島紬のまち龍郷』を全国へ発信するとともに、島に住む若い世代へのPRになれば」と話した。