「泥の感触楽しい」 児童と住民ら田植え 知名町上城小

2022年06月09日

地域

田植えをする上城小の児童ら=7日、知名町

知名町の上城小学校(松山淳校長、児童18人)の田植えが7日、同校近くの田んぼであった。全校児童と教職員、上城集落の老人会、保護者、ら約50人が参加。力を合わせてもち米の苗を植え、子どもたちに米作りの大変さや楽しさを伝えた。

 

同集落住民によると、子どもたちとの米作りは30年以上続く恒例行事。子どもたちは今年も良い種もみを選ぶ塩水選の作業から体験した。

 

この日は、同集落の森忠明区長(66)から苗の植え方を教わった後、横一列に並び、ロープの目印に沿って苗を植えていった。初めは手つきがぎこちなかった子どもたちも、次第に慣れた様子で手を動かしていた。

 

収穫は10月を予定。子どもたちは今後も老人会と協力し、餅つきまでの一連の作業を体験する。

 

同校への留学生で田植えを初体験した5年の辻紅さん(10)は「泥のにゅまにゅました感触が楽しかった」と笑顔で話した。

 

老人会の園田岩雄会長(71)は「会員はみんな楽しみながら参加していた。子どもたちの笑顔に元気をもらった」と話した。