地場産物の生産拡大へ 苗づくりテーマに栽培講習会 知名町地産地消推進協議会

2023年09月14日

地域

種まきの基本などを学んだ野菜の栽培講習会=12日、知名町

知名町地産地消推進協議会(外山利章会長)主催の野菜栽培講習会は12日、知名町育苗センターであった。町内の農家27人が参加。同協議会役員の牧野幸吉さんが種まきの基本や管理のこつを教えた。

 

地場農産物の生産拡大、地産地消の推進を目的に初開催。この日は苗づくりがテーマで、牧野さんが種まきから発芽後の管理までのポイントを説明。「ブロッコリーは95日で収穫できる。沖永良部は暖かいので、3月ごろまでまいて収穫できる」などと語った。

 

参加者にキャベツ、ブロッコリー、ハクサイの種とセルポットが用意され、参加者はそれぞれ数粒ずつ手に取り、丁寧に種をまいていた。種まき後はそれぞれ自宅に持ち帰り、管理。10月にほ場での植え付け、栽培に関する講習会開催を予定している。

 

参加した女性(74)は「物価高騰や台風による定期船欠航などもあり、地産地消推進の重要性を感じている。管理の仕方など習ったことがなかったので、今日は参加してよかった」と話した。

 

同協議会は2021年に設立され、研修会や即売会開催、地元食材を活用した料理の試食会などを行っている。