池田らんガーデン見頃 薄紫色の花々、咲き誇る 奄美市名瀬小宿里
2023年04月03日
地域
奄美市名瀬小宿里の池田厚さん(85)、正子さん(84)夫妻の庭「池田らんガーデン」で、洋ラン「デンドロビューム」が見頃を迎えている。2日、一斉に咲き誇る薄紫色の花々を一目見ようと、多くの見物客が訪れにぎわった。
池田さん夫妻は55年前に1鉢のデンドロビュームの鉢植えを購入。出てきた高芽を、クロトンやソテツの木にひもでくくり付けて育て、庭いっぱいに花を増やした。数年前から評判になり、今では毎年庭を訪れるのを楽しみにしている愛好家も多いという。
2人は1日から始まった無料公開に合わせ、デンドロビュームの苗を400ポット用意。多くの来場者が購入し、2日の昼までに完売した。厚さんは「花を増やしながら皆さんの幸せも増やしていけたらうれしい。里集落の活性化にもなれば」と話している。
9日までの午前10時~正午、午後1~5時、入場無料で見学できる。