「母の日」準備に大忙し 生花店、装飾包装や配達 奄美市

2023年05月12日

地域

母の日用の商品装飾のため、生花店に並ぶ色とりどりのカーネーションなどの生花=11日、奄美市名瀬

14日は「母の日」。奄美市内の生花店では1年で最も需要が高まる今週末を前に、入荷した生花を商品に仕立てる装飾作業に追われている。

 

奄美市名瀬の生花店「なかはらフローリスト」では8日から、母の日用の商品準備を進めている。店舗では色とりどりのカーネーションをはじめ、アジサイやバラ、ベゴニア、コチョウランなどの鉢物や花束など、約150種類の商品を用意するという。

 

同店では11日、スタッフが生花の装飾・包装や配達などの作業に汗を流した。永吉康一取締役(58)はコロナ禍で落ち込んだ生花の需要回復に期待を寄せつつ、「花をもらうお母さんの笑顔のため、母の日が1年で一番品質管理に神経を使う。週末にかけ、これから忙しさが本格化する。管理に気を付け、商品を準備したい」と気を引き締めていた。

 

カーネーションの鉢物を購入した市内の60代男性は「妻にはいつも助けられてばかり。感謝を言葉にするのは照れくさいので、花をプレゼントして気持ちを伝えたい」と話した。