「BA・2」県内初確認 オミクロン派生型、9人感染 新型コロナ

2022年03月19日

地域

県は18日、新型コロナウイルスの変異株オミクロン株の派生型で感染力がより強いとされる「BA・2」の感染が県内で初めて確認されたと発表した。感染者は9人(10代から70代の男女)でいずれも軽症。現時点で海外滞在歴や不特定多数との接触は確認されておらず、県は市中感染の可能性が高いとみている。県と鹿児島市の発表によると、18日に確認された新たな感染者は324人。奄美群島在住者は1市4町で計23人だった。

 

県によると、「BA・2」の感染者は2月下旬から3月上旬にかけて発熱などの症状があり、県環境保健センターのゲノム解析で17日に「BA・2」感染が判明した。現在、1人が自宅待機中で他の8人は既に療養期間を終了している。

 

奄美関係の新規感染者は、奄美市15人(10代から90歳以上の男女)、徳之島町4人(10歳未満から30代の男女)、龍郷町2人(20代男性と90歳以上の女性)、知名町1人(10未満の女児)、与論町1人(40代男性)。

 

新規感染者が多かった県内自治体は鹿児島市144人、鹿屋市41人、霧島市31人、姶良市21人など。県外は6人だった。18日は新たに伊佐市の児童施設でクラスター(感染者集団)も確認された。

 

感染者の累計は3万7698人。17日現在、医療機関に283人が入院し、657人が宿泊療養、1825人が自宅待機している。重症者は3人で、酸素投与が必要な中等症者は56人。

 

また、県は18日、新たに感染者1人が死亡したと発表し、死者の累計は158人となった。