個性豊かな世界を表現 「せとうち子どもフェスタ」 小学生が作品作り楽しむ 

2022年08月28日

地域

ジェルアート制作を体験し、器用な手つきで瓶の中に材料を詰める子どもたち=27日、瀬戸内町古仁屋

大島地区子ども会育成連絡協議会などが主催する2022年度大島地区子ども会創作活動大会「せとうち子どもフェスタ」が27日、瀬戸内町古仁屋のきゅら島交流館であった。同町の小学生16人が参加。塗り箸やジェルアート、バルーンアート体験を楽しみ、個性豊かな作品を作った。

 

同大会は子どもたちに創作活動の楽しさを伝えるとともに、地域の子ども会活動を盛り上げることが目的。奄美群島内の各市町村が毎年持ち回りで開催している。この日は県立奄美少年自然の家の職員ら2人が講師を務めた。

 

ジェルアートでは、直径5㌢ほどのガラス瓶に色砂や貝殻、サンゴなどを詰める作業を体験。子どもたちはピンセットを使い、器用な手つきで色とりどりの材料を瓶の中に並べた。最後に溶かしたジェルワックスを流し込み完成。思い思いの世界観を表現した、個性豊かな作品が仕上がった。

 

古仁屋小2年の溜一華さん(7)は「ジェルアートが楽しかった。砂を上手に入れるのが難しかったけど、飾りをたくさん入れたらきれいにできた。宝物にして家に飾りたい」と笑顔で話した。

 

作品作りを指導した県奄美少年自然の家の冨永圭一研修主事(47)は「思っていた以上に独創的でユニークな作品ばかり。子どもの発想力の素晴らしさに感動した」と語った。