共通テスト始まる 初日は最大266人受験 大高会場

2024年01月14日

子ども・教育

注意事項などの説明を受け試験開始を待つ受験生=13日、奄美市名瀬の県立大島高校

2024年度大学入学共通テストが13日、全国668会場で始まった。県内唯一の離島会場となった奄美市名瀬の県立大島高校では、志願者293人のうち、最も人数が多かった国語は266人が受験。初日は地理歴史・公民と国語、外国語があり、大きなトラブルはなかった。2日目は理科と数学がある。

 

共通テストは、高校段階の基礎的な学習達成度を判定する試験。大学入試センター試験を前身に21年から始まった。今年で4回目を数え、新型コロナウイルスの5類感染症移行後初の実施となる。

 

大学入試センターによると、今回の受験志願者は49万1914人。センター試験が行われた1992年以来、32年ぶりに志願者数が50万人を下回った。県内は14会場に計5888人が出願。群島内各高校の生徒は主に大高会場で、与論高校の生徒は沖縄県で受験している。

 

共通テストの成績を合否判定に利用する国公私立大学や短期大学は計864校。大学の内訳は国立82校、公立95校、私立530校など。

 

大島高校には試験開始1時間ほど前から受験生らが次々と訪れ、緊張した面持ちで会場入り。新型コロナ禍が明け、徹底した感染防止措置はなかったものの、マスクを着用した受験生の姿が多く見られた。

 

名瀬測候所によると、13日、奄美市名瀬は晴れ。日中の最高気温は20度だった。14日も晴れる見込み。