写真展始まる、原爆の絵も 「戦争と平和」19日まで 奄美市のAiAiひろば

2022年08月16日

地域

19日までAiAiひろばで開かれる写真展「戦争と平和」=15日、奄美市名瀬

太平洋戦争の終結から77年を迎えた15日、戦時中の国内外の惨状などを伝える写真展「戦争と平和-戦争、原爆、そして『人間をかえせ!!』」(実行委員会主催)が奄美市名瀬のAiAiひろばで始まった。展示資料は約50点で観覧無料。19日まで。

 

写真展は、多くの命を奪った戦争の記録と記憶の伝承が目的。

 

連合国軍が上陸した沖縄戦や日本軍による中国侵略の状況を撮影した写真が展示されているほか、経験者の証言を基に高校生が描いた原爆による被害の絵も20点余り並ぶ。絵では壊れる街や苦しむ人の様子が生々しく表現されている。

 

初日は、休憩や待ち合わせで来館した人が展示に足を止め、見学する様子も見られた。文澤竹弘実行委員長は「当事国としての戦争が『昔話』となりつつあるように感じる。親子などで展示を見て、平和について語り合うきっかけにしてほしい」と話した。