創立100年の節目祝う 新会長に直野健次さん 東京与論会

2023年12月13日

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全国から出身者が集まり、次の100年に向けた誓いを新たにした東京与論会の記念式典=10日、東京

東京与論会(山下清男美会長)の創立100周年を祝う記念式典と祝賀会、講演会が10日、東京千代田区の私学会館で開かれた。出身者や関係者など約400人が出席。関東大震災の年に互助組織として産声を上げた会の歴史を振り返り、次の100年に向けての決意を新たにした。

 

記念式典で山下会長は「関東大震災の年(大正12年)に『在京与論相互共済会』として発足した会は、『在京与州会』『東京与論会』と名称を変えながら、思いを重ねてきた。創立100周年のキャッチコピーは『絆つないで100年。新たな未来へ』。きょう、この日を生涯の歴史の1ページに加えよう」と呼び掛けた。

 

田畑克夫与論町長や沖野一雄与論町議会議長、立岩里生太国土交通省国土政策局特別地域振興官が祝辞を寄せた。

 

任期満了に伴う役員改選では、新会長に麦屋西区出身の直野健次さんを選出。副会長に横山康明さん、入来武久さん、竹澤賢司さん、監査役には、竹内洋子さん、佐藤一英さん、池田俊明さんが就任した。

 

記念講演では、志學館大学教授の原口泉さんが「奄美復帰70周年・沖縄復帰50周年を考える」と題して講演。沖縄を含む南西諸島の歴史をひもとき、現代を考えるヒントを語った。

 

祝賀会は美友会によるかぎやで風(御前風)でスタート。川畑アキラさんやかりゆしバンドの演奏や、空手家の入来建武さんらによる演武などが華やかにステージを飾った。