喜界町で移住テーマにイベント

2020年02月25日

地域

島暮らしや移住について考えたイベント=19日、喜界町のライブハウス・サバニ

島暮らしや移住について考えたイベント=19日、喜界町のライブハウス・サバニ

 喜界町と喜界島観光物産協会主催の「ライブペイント&島暮らしイベント」が19日、同町湾のライブハウス・サバニであった。家族連れなど約90人が参加。トークショーのイベントを通し、島暮らしの魅力や移住への課題などについて考えた。

 

 イラストレーターのちゃずさんら加計呂麻島に移住している2人をゲストに迎え、トークショーやライブペイントを開催。2人は漫画や写真を使いながら、島暮らしの苦労や魅力、笑える「島あるある」について楽しく紹介した。

 

 ライブペイントでは、ちゃずさんと喜界島のシンガー・ソングライター東郷晶子さんが共演。東郷さんの歌声が響く中、ちゃずさんが喜界島の魅力がたっぷり詰まった大きな作品を描き上げた。

 

 会場のライブハウスを経営する栄忠則さんは「これまでも移住希望者が来店し、住民と交流する中で島の生活様式を教えてもらったり、家を紹介してもらうことがあった。今回のイベントは、住民が移住してきた人の苦労や考え方を知るいい機会になったのではないか」と話していた。

 

 町企画観光課の吉住広夢さんも「若い世代の方々が多く参加してくれた。行政の移住相談窓口だけでなく、今回のような島民と移住希望者が気軽につながれる場所を増やしていきたい」と話した。