大会近づき売り上げ増期待-W杯商戦

2014年06月06日

地域

ワールドカップ関連商品売れ行き写真 丸山 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会が開幕する12日(日本時間13日)に向け、奄美のスポーツ用品店や大型店でも日本代表のユニフォームを模した複製Tシャツなど関連商品が販売されている。ただし、奄美では既に一部商品が品薄状態。日本代表の初戦(同15日、対コートジボワール)も迫る中、W杯特需に期待する小売店からは「何とかして入荷量を確保したい」との声も聞かれる。

 奄美市名瀬のスポーツショップ「GOLD FOOT」でも、関連グッズの中ではユニフォームの複製Tシャツの人気が高い。
 泉睦夫店長(43)によると、価格帯は子ども向けが3千円代で一般向けは9千円代。今のところ売れ筋は手頃な価格の子ども向けだが、これまでのW杯開催時の状況を勘案して「商品の動きが活発になるのは大会の2、3日前からではないか」と、駆け込み購入を予想する。
 同市の大型店「ダイエープラザ大島店」では「今のところ、ウェア類を中心とした関連商品の動きは静か。日本代表の試合が近づく来週後半に期待している」(條竜己副店長)という。
 一方、大都市圏では大会に向け一般向けウェアの売れ行きが急増し、メーカーの在庫が極端に減少。この影響を受け、奄美では品薄感が漂っている。
 今大会に合わせて「GOLD FOOT」が入荷した一般向けTシャツは既に完売。今後、追加入荷を予定しているが、入荷量は非常に少ない見込み。泉店長は「一着でも多く入荷できるよう努力し、奄美のサッカーファンの期待に応えたい」と話した。
 日本代表は5大会連続のW杯。奄美の各地でも代表を応援するファンの歓声が聞かれそうだ。
(写真:W杯関連商品の中でも人気が高い日本代表ユニフォームの複製Tシャツ(子ども向け)=5日、奄美市名瀬のスポーツショップ「GOLD FOOT」)