与論の子どもにボール贈る-浦和レッズの加藤選手

2014年06月06日

地域

浦和レッズ・加藤選手が与論の子どもたちにボール 【沖永良部総局】日本プロサッカーリーグに加盟する浦和レッドダイヤモンズ(浦和レッズ)所属のGK加藤順大選手は4日、与論町を訪れ、子どもたちにサッカーボールを贈った。町総合グラウンドで開催された寄贈式には地元の小中高生約50人が参加。子どもたちに直接ボールを手渡した加藤選手は「より一層努力してJリーグ、そして世界に羽ばたく選手になるため、このボールを使ってほしい」とエールを送った。

 加藤選手は8年前から自主トレや旅行目的で度々与論島を訪れ、地元の子どもたちを対象にサッカー教室を開くなど島民との交流を深めている。今回は2年連続の大型台風襲来で多大な被害を受けた与論の「力になりたい」と町内全小、中、高校5校にボール各5個を持って来た。
 加藤選手は「毎回与論島に遊びに来て、交流する中でサッカーが盛んな地域だと分かったが、今まで何もしてあげたことがなかった。子どもたちがサッカーを楽しく真剣にやっている姿に心打たれた。今回、どうしても僕から届けたいという思いで来た」と語り、子どもたちを激励した。
 寄贈式の後は高校生と交流試合を楽しんだ。

【写真:加藤選手(前列右から4番目)と記念撮影する与論町の子どもたち=4日、与論町総合グラウンド】