夫婦生活50周年祝う 4年ぶり合同金婚式 大和村

2023年12月14日

地域

合同金婚式に出席し、伊集院幼村長(右)から記念品と花束を受け取る夫婦=13日、大和村

結婚50周年を記念した大和村主催の合同金婚式が13日、村防災センターであり、1973(昭和48)年に結婚した村内の夫婦5組が出席した。村関係者らも30人余りが出席して対象夫婦を囲み、村の特産品を含む記念品贈呈や祝いの唄、踊りでもてなした。

 

新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となった。開式に当たり、伊集院幼村長は「苦難を乗り越えて円満な家庭を築き、地域の発展にも尽力された先輩方。飲食や歓談を通じて夫婦生活を思い返し、楽しいひとときを過ごしてもらえたら」とあいさつした。

 

出席した夫婦は麓富吉さん・幸子さん(国直)、元山安雄さん・京さん(思勝)、中原史雄さん・順子さん(大和浜)、中井文忠さん・ミヅ子さん(名音)、永田仲麿さん・順子さん(今里)の5組。このほか、金婚式を迎えたが出席していない夫婦もいるという。

 

共働きで息子2人を育て上げた元山京さん(75)は「『女は家庭』の風潮が強かった新婚の頃を思えば、社会はだいぶ良くなったと思う」と回顧。夫の安雄さん(76)は「仕事終わりの飲み会が常で、妻には負担をかけた」と苦笑いを浮かべつつ、感謝を伝えた。