奄美の魅力PRへ　紬美人３人を認定　「紬の日」イベント

本場奄美大島紬協同組合(牧雅彦理事長)は５日の「第４５回紬の日のつどい」で、２０２３年紬美人を発表した。選ばれたのは轟木美来さん(２５)、中西奈津美さん(２７)、金子きよらさん(２３)の３人。任期は２年。「奄美の顔」として活動し、観光関連のイベントなどで大島紬をはじめとする特産品や奄美の魅力をＰＲする。

 

認定式では、同組合の前田圭祐理事が一人ずつ認定書を手渡し、２０年紬美人で唄者の平田まりなさんがたすきを掛けた。３人は「紬の魅力を多くの人に伝えたい」「奄美の伝統を次世代に紡いでいく」「祖母の形見の紬を着て発信していきたい」とそれぞれ意気込みを語った。

 

前任の平田さんは新型コロナウイルスの影響で任期を１年延長。計３年間務めた役目を引き継ぎ、「新しい紬美人たちがこれから大島紬をたくさんＰＲしてくれると思う。島の宝物をみんなで一緒に大事にしていけたら」と激励した。