奄美最多、386人 新型コロナ 感染拡大に歯止め掛からず 県全体も3880人で更新

2022年08月03日

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 【鹿児島総局】県と鹿児島市は2日、新たに3880人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。新規感染者数は7月29日(3330人)を上回り過去最多を更新した。奄美群島在住の感染者は全12市町村で計386人(10歳未満から90歳以上の男女)に上り、過去最多だった7月31日(294人)を大きく上回った。奄美で1日に300人以上の感染者が確認されるのは初めて。感染の拡大に歯止めが掛からない状況が続いている。

 

奄美在住の新規感染者は、奄美市200人、徳之島町28人、伊仙町27人、龍郷町26人、瀬戸内町と喜界町が各22人、和泊町17人、知名町と与論町が各12人、宇検村と天城町が各8人、大和村4人。

 

新規感染者が多かった県内自治体は鹿児島市1607人、鹿屋市302人、霧島市251人、薩摩川内市235人など。奄美市を含め、県内の5市で新規感染者が200人を超えた。県外は30人だった。

 

感染者の累計は15万2858人。1日現在、医療機関に478人が入院し、1328人が宿泊療養、2万2302人が自宅待機している。重症者は1人で、酸素投与が必要な中等症者は93人。7月31日時点の病床使用率は66・6%まで上昇している。

 

また県は2日、感染者2人の死亡を発表し、死者の累計は241人となった。