子どもたちの成長願う　迫力満点のこいのぼり　宇検村田検

５日の端午の節句（こどもの日）を前に、宇検村の田検集落では、集落内を流れる田検川に大小のこいのぼりが飾られている。風に吹かれて優雅に泳ぎ、風景を鮮やかに彩っている。

 

同集落在住の安田晃典さん（７２）が、川に面した自宅のベランダから向こう岸までをロープでつなぎ、最大７メートルのこいのぼりと吹き流し計８本を設置した。うち４本は４５年前、長男の誕生祝いとして大阪に住む弟から贈られたもの。初孫のために安田さんが購入した４本も一緒に飾っている。

 

山の緑に映えて美しく舞う姿は地域住民の目を楽しませている。２日は田検小学校の児童らも集まり、迫力満点のこいのぼりに手を伸ばしていた。

 

安田さんは「学校が近くにあるからみんなが見に来てくれる。子や孫、地域の子どもたちの成長を見守りたい」と目を細めた。