親子でにぎわい、フェスタ開催 奄美パーク 島唄、ダンス、体験ブースも

2023年05月04日

地域

児童生徒らが出演して会場を盛り上げた「あまみっ子フェスタ」のステージパフォーマンス=3日、奄美市笠利町

奄美市笠利町の県奄美パークで3日、恒例イベント「あまみっ子フェスタ」が開かれた。屋内イベント広場では地元の児童生徒らが島唄やダンスを披露したほか、大道芸やレクリエーションなどもあり、多くの親子連れでにぎわった。

午前、午後合わせて約630人が来場。ステージは節田小学校の児童らによるアマンディー太鼓でスタートし、奄美高郷土芸能部や伊津部小さざ波バンドなど、奄美大島の児童生徒らが日頃の練習の成果を発表した。ゲスト出演した「K@ITO」さんが、手品やジャグリングなどのパフォーマンスも披露し、会場を沸かせた。

 

アマチュア写真家の吉行秀和さんと教え子の中高生による写真展=3日、奄美市笠利町

 

屋外では奄美市レクリエーション協会による体験ブースもあった。子どもたちはけん玉やこま回し、お手玉などに挑戦。大人気のバルーンアートのコーナーには長い列ができた。

 

同市名瀬から訪れた篠原悠吾ちゃん(3)は「風船(バルーンアート)が楽しかった」と満足した様子。母の望美さん(37)は「コロナが落ち着いて久しぶりにいろんなことができる。マスクも気にしなくていいので暑くなく、顔も見えていい。息子が楽しめるような連休を過ごせたら」と話した。

 

会場では同日から、アマチュア写真家の吉行秀和さん(64)と、吉行さんが指導する中高生2人による写真展も開催。大島北高2年の里晃成さん(16)と名瀬中3年の井上悠大さん(14)が撮影した作品を含む、約50点の写真を展示している。

 

3人は「チームドラゴン」として週末を中心に活動中。吉行さんの指導の下、写真の技術を磨いている里さんと井上さんは「奄美の風景を撮影し、その時にしか見られないシーンを切り取った」「自分の写真をたくさんの人に見てもらえてうれしい」と話した。写真展は7日まで。