家族連れなどでにぎわう　黒砂糖祭、４年ぶり出店も　徳之島町

【徳之島総局】徳之島町のゴールデンウイーク恒例行事「黒砂糖祭」が２９日、同町の畦プリンスビーチであった。新型コロナウイルスの影響で自粛していた飲食の出店も４年ぶりに解禁。小雨交じりのあいにくの天候だったが家族連れなど多くの来場があり、昔ながらのサタグンマ（砂糖車）を使った黒砂糖作りやステージを楽しんだ。

 

ステージは徳之島ダンシングのダンスで開幕。琉球舞踊、島唄、徳之島闘牛太鼓、徳之島高校音楽部など多彩な出演者が花を添えた。来場者は野外の開放感の中、出店を巡り、焼き鳥やかき氷などの軽食を楽しんだ。プログラムの最後は景品が当たるお楽しみ抽選会もあった。

 

サタグンマを使ったキビ搾りでは子どもたちが車を回す牛を引く作業を体験したほか、出来立ての黒糖も振る舞われた。

 

徳之島ダンシングの木村音寧さん（亀津中２年）は「出店があるお祭りは久しぶり。食べたいものがたくさんあるけどステージが終わるまでは我慢。年下の子どもたちがチームに入りたいと思ってくれるようなかっこいいダンスを見せたい」と笑顔を見せた。