対馬丸の悲劇、語り継ぐ決意/宇検村・船越海岸

2017年08月27日

地域

献花する久志小中の児童生徒=26日、宇検村の船越海岸

献花する久志小中の児童生徒=26日、宇検村の船越海岸

 学童や一般疎開者を乗せた「対馬丸」が米潜水艦に撃沈された事件から73年余が経過した26日、多くの犠牲者の遺体が流れ着いた宇検村船越(フノシ)海岸の慰霊碑前で初の慰霊祭(同村宇検集落主催)が開かれた。沖縄から対馬丸記念会の髙良政勝理事長(77)を迎え、集落住民、村教育委員会、村議会、久志小中学校の児童生徒ら約40人が参列。犠牲者のみ霊を慰め、戦争を繰り返さないために、悲惨な歴史を語り継ぐ決意を新たにした。