来期生産に向け英気養う きびまつり4年ぶり開催 徳之島

2023年04月24日

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徳之島高校藏越エイサーがオープニングを飾った徳之島きびまつり=23日、伊仙町目手久

【徳之島総局】製糖シーズンを終えた徳之島で23日、「徳之島きびまつり」(徳之島三町ハーベスター組合、同実行委員会主催)があった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で4年ぶりの開催。会場となった伊仙町の徳之島なくさみ館には1500人が来場。闘牛大会やライブステージ、大抽選会などを楽しみながら来期へ向けて英気を養った。

 

イベントは2016年にスタート。今回は徳之島高校の藏越エイサーの太鼓演奏を皮切りに峰岡歩嬉、朋輝きょうだいの島唄がオープニングを飾った。

 

式典では、主催者を代表して大竹勝人実行委員長が今季のサトウキビ生産実績について「17万㌧とまずまずの成績」と報告。「昨年12月から祭りの開催に向けて準備してきた。きょうは最後まで楽しんで、来期の生産へ向け活力をつけてほしい」と4年ぶりの開催を祝った。また、徳之島さとうきび生産対策本部による優秀農家表彰もあった。

 

式典後のなくさみ闘牛大会は全5番の取組で熱戦を繰り広げた。演芸ステージでは、沖縄県石垣島出身のミヤギマモルさんや地元ミュージシャンが島唄や歌謡ショーで観衆を魅了。総額約250万円分の豪華景品が当たる大抽選会も行われ、会場を盛り上げた。

 

優秀農家表彰の被表彰者は次の通り。(敬称略)

▽優秀農家賞(生産量第1位) 仲農産(天城町西阿木名)▽優秀営農集団賞(ハーベスター収穫量第1位) 南郷誠(徳之島町花徳)▽優秀協力農家賞(受託面積第1位) 内博行(同町亀徳)