異文化体験に家族連れ多数 工作体験やゲーム楽しむ 奄美市でイースターイベント

2025年04月20日

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イースターイベントでゲームを楽しむ子どもら=19日、奄美市名瀬

奄美市紬観光課は19日、同市名瀬の奄美海洋展示館でイースターイベントを開いた。異文化に親しんでもらうことを目的に、同市国際交流員(CIR)の「ローズさん」ことクレーグ・レベッカローズジーンさんが企画し初開催。多くの家族連れが訪れ、イースターにまつわる工作体験やゲームを楽しんだ。

 

イースターはキリスト教の復活祭。春分の日以降、最初の満月の次の日曜日と定められている。ローズさんは「新しい命と春を祝う日。ハロウィーン以外ではイースターが一番甘いものを食べる祝日」などと由来や習慣を紹介した。

 

イベントは2部制で、未就学児から大人まで延べ約50人が参加。1部では命の象徴とされる卵をクレヨンや食紅などを使って思い思いのデザインに飾り付けた。

 

2部ではイースター定番の遊びを体験。隠されたお菓子入りの卵型カプセルを探す「エッグハント」や、スプーンに卵を乗せて落とさないようにゴールへ運ぶ「エッグレース」などで盛り上がった。

 

イベントに参加した朝日小に通う3人きょうだい、迫田向日葵さん(11)、梨香さん(9)、成さん(6)は「イースターの名前は聞いたことがあったけど、どんなイベントなのかは初めて知った。好きな色を使って卵を染めるのが楽しかった」と笑顔で語った。