相撲開催まで500日、カウントダウン・ボード設置 前後年開催県視察・交流も企画 かごしま国体奄美市実行委

2022年05月31日

地域

2022年度事業計画を決めたかごしま国体奄美市実行委員会総会=30日、同市名瀬の市民交流センター

2023年に開催される「燃ゆる感動かごしま国体」の奄美市実行委員会(会長・安田壮平市長)は30日、奄美市名瀬の市民交流センターで総会を開き、22年度事業計画などを承認した。22年開催地・栃木県の視察や24年開催地・佐賀県との交流企画など、奄美市で実施される相撲競技を充実させるための取り組みを確認した。かごしま国体相撲開幕の500日前に当たる31日、市役所にカウントダウン・ボードを設置する。

 

かごしま国体は新型コロナウイルスの影響で当初予定の20年開催が延期となり、23年に「特別国民体育大会」として開催される。相撲競技は23年10月13~15日、奄美市の名瀬運動公園サンドーム(多目的屋内練習場)で実施予定。

 

22年度は、とちぎ国体や関連行事視察、県内外相撲大会への放送委員派遣などを計画。放送委員について、事務局は「会場内でのアナウンス(放送)は相撲競技を盛り上げる要。メンバーは女性中心の12人で、国体本番までに十分な経験を積ませたい」と説明した。

 

このほか、奄美開催競技に「日本復帰70周年」の冠を付けるよう奄美群島市町村長会を通じて県側に要望。国体1年前の相撲大会開催や24年開催地・佐賀県との選手交流なども検討している。

 

会長の安田市長は「昨年は世界自然遺産登録があり、来年は日本復帰70周年。奄美初開催の国体は群島の自然や歴史、文化を発信する絶好の機会であり、次世代を担う青少年に夢や希望を与える。安全安心な大会となるよう、コロナ対策にも努めたい」と語った。