県内過去最多の3149人 奄美も226人で更新 新型コロナ

2022年07月27日

地域

   県と鹿児島市は26日、新たに3149人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。1日で3千人以上の感染確認は初めてで、22日の2816人を上回り過去最多を更新。奄美群島在住の感染者も過去最多となり、全12市町村で計226人(10歳未満から80代の男女)だった。

 

奄美在住の新規感染者は奄美市56人、喜界町37人、徳之島町27人、伊仙町23人、瀬戸内町19人、知名町15人、龍郷町と天城町が各12人、与論町8人、和泊町7人、宇検村6人、大和村4人。奄美の新規感染者数は22日発表の196人がこれまでで最も多かった。

 

新規感染者が多かった県内自治体は鹿児島市1237人、薩摩川内市266人、霧島市265人、鹿屋市260人など。県外は23人だった。

 

感染者の累計は13万1140人。25日現在、医療機関に380人が入院し、1303人が宿泊療養、1万6445人が自宅待機している。重症者は2人で、酸素投与が必要な中等症者は60人。

 

県の感染拡大警戒基準は現在レベル2(警戒強化)。レベル引き上げの判断材料の一つである病床使用率は24日時点で61・8%に達し、レベル3(対策強化)の指標(50%以上)を超えている。塩田康一知事はこれまでレベル引き上げに慎重な姿勢を示しており、重症者数がさらに増えた場合は専門家の意見も踏まえ総合的に判断するとしている。