知名町でクラスター 奄美4市町で感染者24人 新型コロナ

2022年02月24日

地域

県と鹿児島市は23日、新たに529人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。奄美群島在住者は1市3町で計24人。また、知名町の児童施設で新たにクラスター(感染者集団)が確認された。同町でのクラスターは昨年5月1日に飲食店での発生が認定されて以来。

 

奄美関係の新規感染者は、知名町13人(10歳未満から50代の男女)、奄美市6人(10歳未満から60代の男女)、瀬戸内町4人(10代から40代の男女)、和泊町1人(10歳未満男性)。

 

知名町の児童施設で発生したクラスター関連の感染者は、23日までに22人確認されている。県によると、施設内で手指消毒や換気は行われていたが利用者のマスク着用が不十分だった。同日までに関係者の検査を約110件実施し、今後は約130件程度を予定している。

 

感染者の内訳は利用者14人、職員1人、利用者の親族7人。利用者は全員10歳未満で、職員は50代、利用者の親族は10歳未満から30代。居住地別では知名町が18人、和泊町が4人となっている。

 

23日発表分で新規感染者が多かった県内自治体は鹿児島市279人、鹿屋市、日置市、霧島市が各36人など。県外は3人だった。

 

感染者の累計は2万9028人。22日現在、医療機関に365人が入院し、830人が宿泊療養、2493人が自宅待機している。重症者は5人で、酸素投与が必要な中等症者は56人。また、県は23日、新たに感染者2人の死亡が確認されたと発表し、死者の累計は114人となった。