縁起の良い「白スズメ」か 喜界島の民家に飛来

2022年09月27日

地域

民家に飛来した白いスズメとみられる小鳥=16日、喜界町中熊

喜界町中熊の積山忠久さん(70)宅の庭にこのほど、白い小鳥が飛来した。見た目はスズメによく似ているが、頭の先から羽先まで全身真っ白。たびたび積山さん宅を訪れ、愛らしい姿で夫婦を楽しませている。

 

積山さんは、今月上旬から庭や隣接する畑でこの個体とみられる小鳥がエサをついばむ姿を見かけるようになったという。白い体色に黄色い足とくちばし、赤っぽい目で、スズメの群れの中でもひときわ目立つ。野鳥に詳しい愛好者の話などから、アルビノ(先天性色素欠乏症)のスズメとみられる。

 

白いスズメ(白雀)は、日本書紀などに「瑞鳥」として鳳凰や神鳥などとともに記載され、縁起の良い鳥と伝えられている。

 

8月に70歳を迎えお祝いをしたばかりの積山さん。純白の小鳥の来訪に「私の古希のお祝いに来たのかな?」と笑顔で話した。