魚の魅力、親子で味わう 釣りから食べるまで体験 和泊町

2022年07月29日

地域

自分で釣った魚をさばく参加者=23日、和泊町

和泊町で23日、漁業体験イベントがあった。町内の親子など8人が参加。自分で釣った魚をさばいて食べるまでを体験し、魚の魅力を味わった。

 

町の22年度重点新規事業の一環で初開催した。漁業体験を通じて、水産業や水産物への関心を深めてもらい、人材育成を図ることなどが目的。同じ内容で9月までに全3回の開催を予定している。

 

この日は漁船で沖永良部島漁協前から5~10分の沖合に出ると、約2時間の船釣りを体験。シマダイ、アカハタ、タキベラ、スミチャ(カンモンハタ)、アカモンガラなど各種計21匹が釣れた。

 

沖永良部島漁協に戻ると、それぞれ釣った魚をさばいた。えらぶ漁業集落の堀江由合子さんが講師を務め、子どもでも安全に簡単にできるキッチンバサミを使った魚のさばき方を教えた。参加者は硬いうろこや皮を取るのに苦労しながらも、懸命にさばいていた。

 

最後は魚を刺し身や煮付けにして味わった。

 

参加した城ケ丘中2年の冝喜心さん(14)は「魚に興味があり、参加した。船酔いしてしまい、あまり釣ることができなかったが、もう一度やってみたい」と話していた。