龍郷町内８カ所で、オープンガーデン

オーナーが心を込めて育てた草花などで彩った自宅庭園を開放する「たつごうてくてくオープンガーデン」が３日、龍郷町内の８カ所であった。雨天にもかかわらず町内外から多くのガーデニング愛好家らが訪れ、個性豊かな庭園巡りを楽しんだ。

 

オープンガーデンは２０１５年に同町の芦徳で初開催。１８年に実行委員会を立ち上げ、範囲を町全体に広げたが、新型コロナウイルスの影響で２０、２１年は中止となり、今年は３年ぶりに開催された。

 

会場となった８軒はいずれもオーナーのアイデアと思いが詰まった庭ばかり。季節の奄美の花々があちらこちらに咲き誇る庭や奄美風イングリッシュガーデンと名付けたバラの庭、イヌマキの庭など個性豊かな庭々が来訪者を楽しませた。

 

「ふくろうガーデン」を開放した同実行委員会の松田秀樹会長（７２）は「雨の中、たくさんの人が足を運んでくれてうれしかった。来年は新型コロナが収束し、数日間、開催できるよう願う」と話した。

 

瀬戸内町古仁屋から訪れた池田さおりさん（４９）は「庭づくりに興味があり、今回初めてオープンガーデンに訪れた。人の家の庭を見ることができてとても参考になった。自分もきれいな庭をつくりたいと思った」と笑顔で話した。