３年ぶりに豆まき　無病息災願い節分祭　奄美市名瀬の高千穂神社

 

「福は内、鬼は外」―。２月３日は「節分」。奄美市名瀬の高千穂神社（黒木正和宮司）では恒例の節分祭があり、豆まきを行って邪気を払い、１年の無病息災を願った。

 

新型コロナウイルスの影響で豆まきは中止されていたため、３年ぶり。卯（う）年生まれの年男年女８人がそろいの法被を着て豆をまくと、参拝客は「福」を授かろうと手を伸ばした。

 

豆をまいた吉野希衣子さん（４８）＝奄美市名瀬＝は「コロナが落ち着いて、福がいっぱい来ますように」と願いを込めた。家族で訪れた奄美市立朝日小学校３年の森嶋咲翔君（８）は「（豆を）いっぱい拾えた。幸せないい年になるとうれしい」と話した。