東京・大阪・福岡で開催 旅行説明会・相談会 地域の魅力をPR 奄美群島観光物産協会
2023年06月04日
社会・経済
【東京支社】「ぐーんと奄美」の愛称で知られる奄美群島観光物産協会(代表理事・安田壮平奄美市長)は2日、東京都内のホテルで2023年度奄美群島旅行説明会・個別相談会を開催した。奄美旅行を企画・催行している旅行会社や航空・船舶事業者など19社から46人を招き、地域の魅力をPR。同時に個別相談会を開いた。情報交換会では、島々の食材を使った料理も提供された。
説明会は「奄美群島の概要プレゼンテーション」で開始。観光物産協の榮知美さんと奄美群島広域事務組合の山野貴之さんが島々の地理的特性などを紹介した。
各島のプレゼンテーションでは、島コーディネーターが登壇。▽奄美大島北部は恒吉美智子さん▽奄美大島南部は水野康次郞さん▽喜界島は田邉大智さん▽徳之島は福本慶太さん▽沖永良部島は盛岡峻一さん▽与論島は里山剛史さん―が観光ルートや宿泊・飲食・交通インフラに加え、歴史・文化的な背景などを説明した。
個別相談会では、旅行会社から具体的な質問が数多く寄せられ、相談待ちの列も。情報交換会では、島豚や車エビなど奄美産の食材を使った料理も提供された。
「ぐーんと奄美」の山下久美子統括リーダーは「15年から継続している説明会。積み重ねが大きな力になっている。『群島めぐり』の問い合わせも増えており、関心の高まりを実感している」と振り返り、「海外からの誘客と対応も話題に上がっている。積極的に取り組みたい」とも語った。
参加旅行会社の担当者は「幅広い年代に支持されているのが奄美群島の旅。リピーターも多く、深掘りした提案が求められていた。コロナも明け、絶好のタイミングで開催された説明会」「奄美から上京された観光事業者の方々と対面で打ち合わせできた。人の命を預かる観光事業。会話を重ね、信頼を深めることができた」などの声が寄せられた。
旅行説明会は福岡、大阪でも開催された。