質の高いガイド育成へ 奄美群島 今年度は5島で115人が初期研修

2022年06月07日

社会・経済 

沖永良部島を皮切りに始まったエコツアーガイド初期段階育成研修=3日、鹿児島県知名町

鹿児島県の奄美群島広域事務組合が主催するエコツアーガイド初期段階育成研修が3日、沖永良部島を皮切りに始まった。同島、奄美大島、喜界島、徳之島、与論島各島である研修で、沖永良部島では12人が受講。歩健学研究室(伊仙町)代表の西村千尋さんを講師に、エコツアーガイドの基本的な知識を身に付けた。

 

研修は、奄美群島のガイドの質の向上や量的確保、就業機会の創出などを目的に2014年度から開催。前・後期の2年間1セットで計10回の講座があり、今年度は5島で計115人が受講する。

 

この日は知名町の交流型観光拠点施設「エラブココ」を会場に座学があり、エコツアーガイドの役割や自然、文化、歴史などを分かりやすく伝える技術などを学んだ。

 

参加した和泊町のホテル業町田実彰さん(45)は「沖永良部島では観光サービスが少ないので、ホテルの付加サービスとしてできないかと考えている。研修を通してガイドの技術、知識を向上させたい」と話した。