こども食堂に笑顔あふれる 奉仕作業後に食事楽しむ 奄美市大浜海浜公園

2022年11月03日

社会・経済 

仲良くビーチクリーン活動を行う家族=10月30日、奄美市名瀬

NPO法人SDGs奄美(西川雄一理事長)主催の「ビーチクリーン子ども食堂」が10月30日、奄美市名瀬の大浜海浜公園であった。好天に恵まれ、136人が参加。ボランティアの海岸清掃に汗を流した。清掃後は、主催者やパートナーシップ企業からかき氷やうどん、おにぎりなどが振る舞われ、参加した家族らは笑顔で食事を楽しんだ。

 

SDGs奄美は「環境に優しいまちづくり」や地域活性を目指し、体験型子ども食堂や異世代交流事業を中心に活動している。この日は午前11時から午後1時までの約2時間で、45㍑のごみ袋10袋分の漂着ごみと、6袋分の軽石が回収された。会場では子ども服の古着譲渡会も開催され、大いに賑わった。

 

奄美市名瀬から親子3人で参加した伊津部小4年の法島竜くん(10)は「ごみ拾いをたくさん頑張って、その後にごはんを食べたからとても達成感がある」と笑顔。大きな発泡スチロールごみを見つけ、回収したという妹の燦ちゃん(2)は「おててでおっきいのつかんだ」とうれしそうに話した。SDGs奄美の幸多拓磨理事は「参加者の笑顔にあふれ、主催者側も明るくなれる活動となった」と語った。