クイーンコーラルクロス、11月就航へ クイーンコーラル8に代わる新船 マリックスライン

2021年06月30日

社会・経済 

11月20日の就航を予定している新船「クイーンコーラルクロス」(マリックスライン提供)

 マリックスライン(本社・鹿児島市)は鹿児島│奄美群島│沖縄航路で運航中の「クイーンコーラル8」に代わる新船の名称を「クイーンコーラルクロス」に決定し、広島県で26日に進水式を行った。

 

 船名は昨年秋から公募し、鹿児島県在住の町聡志さんらの応募作を採用。クイーンコーラルクロスの「クロス」(CROSS)は、Comfortability(快適性)、Reliabⅰlity(信頼性)、Originality(創造性)、Safety(安全性)、Sevendestinations(寄港7地域)の頭文字から命名した。

 

 クイーンコーラルクロスは全長約145㍍、全幅24㍍、総トン数約8000㌧。旅客定員は655人で、クイーン8に比べて1等客室と2等寝台を増やし、乗客の快適性を充実化。12㍍トラック30台と普通乗用車44台、10フィートコンテナ246個と20フィートコンテナ8個を運搬できる。

 

 進水式には岩男直哉代表取締役社長など関係者が出席。新船の進水を祝うとともに、航海の安全を祈願した。新船は内装などの工事を経て、今年11月20日、鹿児島新港発の就航を予定している。