シンボル花「ユリ」をPR 和泊町交流団28人参加 フラワー都市交流連協総会

2023年05月10日

社会・経済 

フラワー都市交流連絡協議会総会に参加した和泊町の交流団=4月26日、福岡県久留米市(同町企画課提供)

花の魅力を生かしたまちづくりを進める全国9市町村で構成する「フラワー都市交流連絡協議会」の2023年度総会が4月26~27日、「ツツジ」をシンボル花とする福岡県久留米市で開催された。鹿児島県で唯一加盟している和泊町は、前登志朗町長をはじめ役場担当課、おきのえらぶ島観光大使、観光協会と商工会各代表者、愛知、神戸の沖洲会役員、一般島民など28人で交流団を結成して参加。町のシンボル「ユリ」をPRした。

 

協議会は相互交流を通じた加盟都市の振興、魅力ある地域づくりを図る目的。総会は年1回加盟都市持ち回りで開催しているが、新型コロナウイルスの影響で一堂に会しての開催は19年度の和泊町での開催以来4年ぶり。全国から約300人が参加した。

 

初日は総会、分科会、交流会があった。各市町10分ずつの「わがまち紹介」で、和泊町は前町長と観光大使の沖樹梨香さんが登壇。自然風景や農業、西郷隆盛ゆかりの地などの映像を流しながら島の魅力を紹介し、前町長が「美しい花と海に囲まれ、掛け替えのない自然と共存しながら、より一層住みよい環境、農業と健康と癒やしのまちづくりを進めていきたい」と結んだ。

 

最終日は同市の道の駅くるめで物産展に出店したほか、バスで久留米市内を視察した。

町企画課の担当者は「各都市のシンボル花を中心としたまちづくりが勉強になった。4年ぶりに集まったことで交流の意味をより感じることもできた。このつながりを大事にしていきたい」と話した。

 

次回総会はチューリップをシンボル花とする富山県砺波市で開催予定。